それだけだとなんなんで一応。「クトゥルフ神話」として一般に知られているのはH.P.LoveCraft(以下、ラブクラフト) が書いたものではなく彼の弟子というか仕事仲間というか、そんな人達がラブクラフトの死後にラブクラフト の物語の流れを汲み発展させていった「神対神対人間」といったものであろう。dagonはそっちは読んだことが ないため詳しくはわからないが印象的にはかなりSFっぽいものか?代表的な作家はオーガスト・ダーレスかな。
ラブクラフトは「クトゥルフ神話」ばっか書いていたわけでなく、むしろ怪奇ホラー作家としていろいろ な作品を書いている。作品はどれも奥深い。理由として彼はホラーという非科学的なものを手がけているのに科学者の面を持っているからだろう。 全体的に宇宙を感じるのはラブクラフトのそういった一面から宇宙に興味があったことがわかる。まぁ、1度読んでみましょう!今ならラブクラフト全集が売っているからお買い得。
ラブクラフトとは別にある時読んだことがある。「本当の恐怖とは何であるか?」。人それぞれであろうが、dagonはそのとき読んだ「恐怖とは未知である。」 という言葉が忘れられない。恐怖の本質が未知であることは否定しようがない。知っているものを誰が恐れようか。 そういった意味で、ラヴクラフトの作品はまさに未知を題材にしている。ただ、無闇に未知のものを出せば 良いわけではない。つまり、そこに科学者的な見識が加わるわけだ。宇宙、人間が発生するより前にいた 知的生命体、そして、神。ラブクラフトの作品中ではそのいずれもが躍動している。
さて、内容だが、その夢の旅人カーターがいつものように夢の世界に浸っているとある時、夕映の都を夢に見る。しかし、なぜかいつものように夢を堪能することができず 夢から醒めてしまう。そこで、カーターはその夕映の都を堪能したいと神々に直訴するために夢の世界において神が住むと言うカダスを目指して旅立つ。 這い寄る混沌ナイアルラトホテップの妨害を交わし、壮大な冒険の末にカダスにたどり着いたカーターを待ちうける運命は? 夕映の都はなぜ見れなくなったのか?そして、都の正体とは?・・・言えません。読みましょう!
這い寄る混沌ナイアルラトホテップって何?って思った人が多くいるでしょう。今作には他にも、魔王アザトホースが出てきたり、アザトホースを取り巻く 白痴にして盲目的な蕃神という存在が出てきたりします。これらは、クトゥルフ神話の神々だそうです。よくわからないけど。 ただ、そんなことは実はどうでも良かったりします。もはや、この世界に入りこめるか?が、ラブクラフトの作品を楽しむ最大の鍵です。 何を言ってるの?とか思う人もいるだろうけど(多分多数)、そう思うなら読まなきゃ良いだけ。いわゆる、SFだとか古代神話だとかにある 興味のある冒険野郎は一読の価値あり!奇妙な冒険の旅に出よう!
内容は、ある期間の内に多くの芸術家達が悪夢を見た。主人公のおじの所にもそんな芸術家の一人が なにやら意味不明な彫刻を夢うつつで作って持って来た。おじはいろいろ調査を始めるが、ある時変死してしまう。 主人公は次第にそんなおじの意志を継ぎ、調査を続投。遂に、たどり着いたのがクトゥルフという<邪悪な もの>であったのだ。このクトゥルフが眠っている海底都市が地震の影響で海上に現れたため、感受性の 強い芸術家達が邪悪なイメージを感じてしまったのだ。
まぁ、こんな話し。おもしろいかおもしろくないかは、かなり別れると思う。俺は断然「未知なるカダス〜」 の方がおもしろかった。当たり前か!?ただ、クトゥルフ神話に触れる上で必ず切らなくてはならない スタートラインが今作だと思う。この一連の神話に興味があったら是非今作を読んでもらいたい。
内容は、チャールズ・ウォードという少年があることを調査していくうちにだんだんと人が変わってきた。 明らかに、おかしな行動を取り始め恐怖も感じていているような様子が見え始める。そこで、ウォードの一家と 親交のあるウィレット医師がチャールズを探偵のような感じで調べていく。そして、遂にウィレットが たどり着いた結末は?かなり端折ったが、一応こういった内容。チャールズが調べていた内容が物語の 鍵を握っていて、軽く書くと古の魔術とそれに関係した人物なのだが、それがまたチャールズを危険に 追いこんでいく。一方で謎の解明に奔走するウィレット医師は、最後に全ての真相を突き止める。 このやや推理小説っぽいというか、怪奇小説だからミステリーという大きい部門では一緒なのかも知れないが、 こういった構成が読者を惹きつけるのだろう。
いつもながら、結局どんな結末なのかは伏せておきます。歴史はもう決まっちゃってるから結末とか書き易いけど、 やっぱり怪奇小説や推理小説は結末が全てだと思うし。そこは読んで欲しい。 ラブクラフトは見えないものに神秘性を見出していたようで、例えば昔から伝わっている言い伝えにも 何か隠された(または未解決な)意味が込められていると考えたりしていた。この作品に限ったことではないが、そういった 思想がラブクラフトの作品には見え隠れしている。言い伝えや謎の遺跡などを科学的に説明することを バカげているとも思っていたようで、やはりそこには超人類的な何かがあると信じ、そういったものを自分の小説で 扱ったりもしていた。dagonも、言い伝えや過去に滅んだ文化に未解決な何かがあっても不思議ではないと 思っている。火のないところに煙りはたたないだろう。UFOがアメリカの秘密基地にあるとかいうのと ある意味では似たようなものかも知れないが、そんなものより、何百年も語られてきた話しや何千年も前から 存在しつづける遺跡といったものの方が何か得体の知れないミステリーが感じられるのだ。 とにかく、知らないことを知ろうとするのは人間が人間でいるために必要なことだと思う。 そういう好奇心があり、怪奇に興味があるなら一度はラブクラフトの作品を読んでみましょう!
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