〜1・2月の巻〜

1月8日

この先は卒業研究によって日にちが大虐殺されるため、いい加減に免許を取らなきゃならないと思い、重い腰を上げる決心をしたのが 去年の暮れ。それなのにまったく勉強が進まないままここまで来た。しかし、とりあえず効果測定は無料で受けれるし受けてみようと 今日遂に教習所へ言ってきたのだ。勉強は2時間くらい適当に問題集を解いただけ。「まぁいいや。 リハビリを兼ねて教習所にでも行くか。」みたいな軽い気持ちで望んでしまったのが祟ったのか、 いきなり行きのバスで激しく酔う。僅差で落ちることがあればバスのせいにしようと思ってたり、 そんな余裕はなかったり。そして、本題。まずはまだ免許を持っていない人のためにテスト内容をば。 試験内容は1問1点の○×問題が90問と、1問2点の危険予測とかいうイラスト付きの問題が5問で 合計100満点で、うちに教習所では90点以上95点未満なら2回、95点以上なら1回で合格だ。 んで、テストだがかなり出来たと思った。たいした勉強をしなくても95点以上取れてしまったと思った。 が、結果は正直でした。87点。少し笑ったよ。情けない。しかも、なまじ期待させやがって。 期待したのは俺の勝手だけど。で、次の時間は生徒と教官で答え合わせ。が、これがまたシビア。 教官が問題番号言っていって、自分が間違えた番号のところで手を挙げる。そしたら、教官が その問題の解説をしてくれるというもの。自分がどれほど出来なかったのかの懺悔と、 みんなにボクはこんな問題間違えましたということを暴露する屈辱、そして、おまけみたいな正解の解説を 同時にこなす画期的な解説法だ。しかし、ここまで出来ないともう屈辱も快感に感じた。 「ボクはこんなのもできませんでした。もっとボクを見て下さい。」と、手を挙げまくってたが、 なんと俺を入れた生徒3人の中に同類がいた。多分、残りの一人だけ合格でそいつと俺は落ちた。 教官も2人のあまりの手の挙がりっぷりに「おぉ、凄いな。」とかわけわかんないこと言ってたし。あんたがやらせてるんだよ! とか思ったが、もはや悟りを開いていたから頭にも来なかった。まぁリハビリ初戦はこんな感じで 終わった。バス酔いのせいで落ちたとか言ってる場合じゃない点数を取ったわけで、男らしく言い訳 はしないことにした。勉強してまた受けてきます。

1月11日

卒研で忙しいはずなのに1つだけどうしても気になることがあった。それは、7月15日に仮免を取得 したということは、半年後の1月15日で仮免が剥奪されるのではないかということ。もし、そうだとすると、 今日が11日、明日はあさっての卒研発表の準備で無理。当然あさっても無理。水曜は教習所が休みで、15日到来= タイムアウト。これはシャレになってない。お金がもったいなさすぎる。そこで、教習所に電話してみた。
俺「すいません。ちょっと聞きたいんですけど。」
教「なんですか?」
俺「7月15日に仮免を取ったんですけど、 これは1月15日で切れてしまうんですか?」
教「えっ!?あ〜、そうですね〜。」
あぁあぁあぁあぁあぁ。終わった・・・。 俺の免許取得は消えた。お金を返してくれ。免許日記は突然の終了か〜。などと、激しくいろんなことを思いながら、最後の抵抗として
俺「一応、実技は受かっているんですが、そういうのは関係ないんですか?」
と、聞いてみた。すると、
教「あ〜、それなら大丈夫ですよ。実技が受かっているならば、その日から1年は大丈夫です。実技はいつ 受かったんですか?」
なる答え、いや、神の救いが!その後、
俺「去年の11月です。ってことは、まだ大丈夫なんですね?」
教「そうですね。去年の11月に受かったのであれば、今年の11月まで大丈夫です。」
俺「ホントですね?えっ、実技が受かってれば、まだ大丈夫なんですよね?」
教「(しつこくてうんざりした感じで)そうですよ。お早めにどうぞ。」
と、会話を繰り広げて安心感を得た。そんなわけで、まだ大丈夫みたいだから、免許はゆっくり することに決定した。これから免許取る人もゆっくりできるから、実技だけはとりあえず取っておきましょう。 あと、「免許はもう取ったんでしょ?」と、俺も知らないうちに俺が免許を 取ったと確定している人が急増中だ。本気で俺は免許を取ったと思ってるフシが見られるのは、 嫌がらせに他ならない。気を付けてほしい。

2月24日

まずは突然免許取ろうと思ったきっかけを。 実は彼女ができた。そして、先週の土曜日に遊んだときに俺は何を思ったか、
「来週中に免許取るから。」
と、勢いで言ってしまった。正直、すぐに後悔したし、教習所に通い始めて8ヶ月以上経つのに未だに免許を 取れない人間が突然免許を取りに行くなんて辛い。そこで、昨日、
「もし免許を取れなかったらどうなるのか?」
と、聞いた。そしたら、
「別れる。」
と、言われた。キチガイと付き合った自分もいけないのだが、ここまで極端なことを言うとは。 しかも、なぜか今週は忙しくて、少なくとも今日中に効果測定をクリアしないと免許は取れない。 んで、必死に勉強しました。ところで、うちの教習所は時間割で効果測定がなくても、500円払えば 教習所に置いてあるパソコンでテストが受けれる。実際、今日は時間割に効果測定がなかったため、 このパソコンで効果測定を受けた。まず、1回受けてみた。
「う〜む、まぁ自分なりに勉強したし なんだか受かりそうだな。」
と、思いつつ終わった。帰ってきたテストには83点とかいう文字が 書かれていた。ちなみに、95点以上なら1発合格、90点以上なら2回で合格というシステムだ。 83点は何点取っても500円の浪費であることがわかる。しかし、ここで引くわけにはいかない。 そこで、
「このパソコンのテストって1日に何回受けれるんですか?」
と、早めに聞いておいた。すると、
「何回でも受けれますよ。」
とのこと。これを聞いて、 「やるしかない。受かるまで500円払ってやる。」と、心に決めた。 そして、間違えたところを復習して2回目。
「ぬおっ、さっきと同じ問題があるじゃん!こりゃ、いける!」
そうして返ってきた87点の文字が記された答案。ガッデム!受からん!なんか細工されてんじゃ ないのか?と、様々な考えが頭を流れたが、受かるまでやるしかない!まだだっ!まだ終わらんのだよ! と、赤い彗星並みに3倍速で復習をし、3回目に挑戦しようと受けつけに行くと、受けつけの人が
「時間割で効果測定があるときに受ければ無料で受けれるの知ってますか?」
などとヌカシやがった。どうやら、効果測定相手に1日で1500円消費するバブリーな人間は 普段は現れない模様。しかし、俺は
「知ってますよ。」
と、余裕の笑みを浮かべて答えておいた。無論、心では「今日中に受からないといけない理由が俺には あるんだ。あんたは黙っててくれ。」 と、思っていた。それでも、お金が掛かるし、この3回目で落ちたら1度出直そうと思っていた。 しかし、この決心が逆に集中力に火を付けたらしく、なんと96点で1発合格を果たしてしまった。 人間、やればできるらしい。びっくりした。晴れて合格した俺に所長が
「卒業式が木曜日にあるよ。」
と、痛い笑みを向けながら言ってきた。しかし、俺にはもはや時間がない。第一、木曜なんて完璧に 空いてないんだ。だから、
「どうしても明日免許が欲しいんですけど。」
わけのわからないわがままを言ってみた。すると、所長は全て用意してくれたのだ。いい人だ。 ついで、過去問みたいなのもサービスでくれた。さぁ明日が本番だ。

2月25日

激しい眠気の中、早朝から免許センターへ本免試験を受けに行ってきた。昨日から1秒も勉強していない。 しかし、どうやら本免試験より教習所のテストの方が難しいとの噂を妹から聞いたため余裕でいた。 到着後、とりあえず証紙を買って申込書に張ったが、そのあと、どうすれば良いかわかららず、みんなが 並んでいるところに並んでみた。すると、受けつけのおばさんが、
「あなたはもう大丈夫だから電光掲示板の方に行ってなさい。」
と、言ってきた。「つーか、アンタ誰?なんで俺は大丈夫ってわかったの?」と、疑問はあったが、 ここで無視するとこのおばさんを傷つけることになるだろうから一応おばさんに従って、電光掲示板 のある方へ行った。その後、その電光掲示板のところで受けつけが始まり、まぁ難なく通れたわけで、 おばさんありがとう。教室には俺は3番目に入った。受験番号2003。まだテストが始まる気配が 無いため昨日所長にもらった過去問に目を通した。すると、わからない!なんだよ、難しいじゃないか! もうその後は必死に過去問と格闘。が、幸運なことに俺が席についてから試験が始まるまで1時間半も あったため十分に消化出来た。んで、試験開始。言っておきますが、結構難しいです。これから受ける 人は油断しない方が良いです。俺はもうダメだと思った。試験中、終わった人が次々に退室していく。 裏講でも受けたのだろうか?埼玉ではウルトラ講習と言うのが非常に有名で、これさえ受けておけば 大丈夫らしい。俺は無論、受けていない。お金がもったいない。俺は時間一杯試験と闘った。結果が どうあれもはや悔いは 無かった。そして、結果発表。・・・あった。あった!2003番あった〜!!激しく嬉しかったが、一人で いるためにニヤけるくらいしかできなかった。まぁ今思えば逆に変態ぽかったと思うわけだが。その後、教室に 戻ると、なぜか免許センターの人が、
「2001番、2002番、2004番の人は来てください。」
と、言ってきた。いずれも受かっていた人だ。俺は2003番だが飛ばされた。だから、明らかに 2003番なんて言ってないのに、無視してその3人と一緒に前に出てみた。すると、
「キミは2003番でしょ。キミは戻っていいよ。」
と、言われた。なんだよ、俺って実は落ちてたのか?と、非常にハラハラしたが、なんかその3人だけ いなくなった後、普通に合格者として扱われた。点数は97点だった。勝った。完全勝利だ。 これで午前が終わり、午後はめんどくさい手続きみたいなのを延々として、遂に免許を手に入れた。 写真が中学生、もしくは不法入国者みたいだったが、まぁいいだろう。ところで、 最後まで2001,2,4番の人はいなかったがどうなったのだろうか?まぁそれもどうでもよいや。
とにかく、苦節8ヶ月か9ヶ月か。遂に免許日記は終わるのであります。これまで読んでくれた全て の人。ありがとうございました。これから免許を取る人は絶対にこの日記を参考にせず頑張って下さい。 それでは、終わります。



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